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指原莉乃「逆転力」が面白い1・・指原の戦略論(総選挙分析ライター)

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指原莉乃「逆転力」が面白い1・・指原の戦略論(総選挙分析ライター)


本日(8月11日)、指原莉乃の「逆転力」〜ピンチを待て〜(講談社AKB48新書800円)が発売になったので、早速買って通読した。Amazonで予約していたが、新刊本はいつも発売日には届かないことはわかっており、お盆休みで時間もあるので近くの書店に出向いた。2冊購入することになるが、後で届く一冊は記念に保管しておくことになると思う。

さて、指原の「逆転力」だが、先週に指原が出演したオールナイトニッポンで本人が語っていたように指原が語った内容をいったん録音して文章に起こしたようだ。そのわりには指原が日頃自分の行動の指針として考えていることをかなり赤裸々に述べていて内容が濃く、至極面白い。

細かいところを紹介してしまうと本の売行きにマイナスの影響を与えてしまうので、そういう影響を与えない程度に今回は筆者が興味を持った「指原の戦略論」のところを紹介したい。(本には「指原の戦略論」なる箇所は存在しない。勝手に筆者が指原の戦略的な思考箇所の部分を命名したもの)

筆者はかれこれ3年ほど前に指原が自身初の冠番組「さしこのくせに」に出ている指原に興味を持つようになり、それ以来指原の動向を追っている。

特に指原が2011年の第3回選抜総選挙において前年の19位から9位に大躍進したときに指原は他のAKBメンバーとは違うビジネスモデル、すなわちブログをファンとの双方向コミュニケーション手段として積極的に活用、さらに、冠番組「さしこのくせに」の存続に「へたれ」という評判とは裏腹にアイドルのプライドを捨てなりふり構わず強い気持ちでやっているなど。このことが他のAKBメンバーとは異なるファン層を獲得した。

つまり指原はそのファン獲得方法が他のメンバーとは大きく異なり、将来天下取り(トップ)を狙う戦略家である、という分析をした。指原莉乃 大躍進の謎を解く 110720

「逆転力」によれば、すでに指原が小学校5年生のときから2チャンネルを見るばかりか、ハンドルネームを持って書き込みを行い、さらに中一から中三まで自分でブログをやりAKBに入る以前に「文章」に自信を持ちSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)に精通していたこと、AKB加入後すぐに正統派アイドルを目指すことをやめMC(トーク)に活路を求めたことなど自分の得意なところを武器としてメンバーと「同じ土俵では戦わなかった」ことが力説されている。

この「同じ土俵では戦わない」という発想はAKB、SKE、NMBと同じことをHKTがやっても勝ち目がないのでAKB、SKE、NMBと比べることができずマスコミに取り上げられやすいハロプロの曲を使ったHKT48の九州ツアーのセットリスト(指原が考案)にも反映している。

さらに、自分は「へたれ」ではなくその「へたれ」キャラは周りがつけたもので、自分はハートが強いし、プライドは地を這うように低いのでなんでもやると言っている。

つまり、この本の随所で指原は自身の「戦略家」としての発想や精神力の強さを述べている。

筆者は以前から指原が他のAKBGメンバーと交わらない活動部分に着目し指原は「戦略家」だと勝手に考えていたが「逆転力」を読んでみると筆者の分析が的外れなものでなかったことが裏付けられたと感じた。

指原は「真っ向勝負をしない、土俵を変える、戦わずに済む方法を探るか自分の土俵で戦える状況を作る」と述べているが、この考え方こそ指原の戦略論の奥義であろう。

なお、指原自身はそういう自分のことを「いつも客観視している冷たい人間」、「信じられないくらい計算高い女」、「自分にとってどうすれば得かを常に考えている」と自虐的に語っている。

以上

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