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Channel: AKB48 チームBのファンより
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第9回選抜総選挙の感想。(ときめき研究家)

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録画していた地上波放送を飛ばしながら視聴、ネットやスポーツ新聞で記事を読んだりした範囲での感想を記す。

指原莉乃の3連覇は、予想通りだったとはいえ素晴らしい。ファンの人数、熱意、資力のいずれもが圧倒的なのだろう。アンチも多いが、AKBグループの人気を牽引していることは間違いなく、グループとして卒業させたくない存在だろう。

2位の渡辺麻友がついに卒業を発表したが、寂しい雰囲気だった。来るべき時が来たという印象でサプライズはなかったし、無観客というのも気の毒だった。ファンの反応を感じながら語りかけたかったのだろうが、叶わなかった。やっぱり2位だったかという落胆や、それまでのスピーチによるざわつきもあり、功労者の卒業発表としてあまりに寂しかった。
(昨年の総選挙前の渡辺麻友へのエール記事はこちら。)

5位の荻野由佳のスピーチは、新鮮で良かった。NGT48の正式メンバーになるまでの苦労といった物語を抜きにしても、応援したくなるような魅力を感じた。速報1位に対して、システムの不具合とか様々な憶測があるようだが、「投票は公正」と信じないと楽しめない。私はさすがにそこには操作や不正はないと思うが、それを疑わせるような疑惑があったとすれば、システム開発やテストがあまりにお粗末だと思う。

それにしても20位の須藤梨々花の「結婚宣言」は前代未聞だった。
アイドルの恋愛、結婚については賛否両論はあるだろう。山口百恵は結婚宣言してからもしばらく活動を続けたし、松田聖子は、結婚、出産、離婚などを繰り返しながらも一種のアイドルであり続けている。ファンが許容するのであれば、恋愛も結婚も問題ないのだ。
しかし、それを昨日言う必要があったのか。詳細は後日会見をするというのなら、それでよかったのではないか。文春砲の先手を打つためだったようだが、だとしたら文春は多くのファンやスタッフやメンバーを不幸にする罪作りなことをした。
高橋朱里や岡田奈々が、須藤を暗に批判するスピーチをしていたが、そういう殺伐とした事態も前代未聞だろう。言わずにはいられなかった気持ちも理解できる。

1つだけ言いたいのは、須藤のアイドルとしての輝きは本物だったということだ。否、正確に言うなら須藤のアイドルとしての輝きにときめいた私の気持ちは本物だったということだ。(須藤梨々花ソロ曲『ショートカットの夏』の感想記事はこちら。)
当時、既にその人と交際していたのかどうかは分からないが、私生活とは関係なく、作品として、パフォーマンスとして私をときめかせたのはプロの仕事だ。その評価は変わることがない。

6位の須田亜香里のスピーチは面白かった。「これまで私に投票してくれた総数は金額にすると名古屋では家が1軒建つくらいになる。これからは私がファンの皆さんの家になる。」という骨子で、よく考えたなと思った。総選挙分析ライターさんの記事によると、須田の累計獲得票数は284,048票。1票平均1,000円とすると2億8000万円。名古屋の不動産相場は知らないが、東京でも豪邸が買えるだろう。
それなら指原には10億円以上が投じられていることになる。壮大な無駄遣いというか、モノ消費ではないコト消費というか、一種の政治献金とか、相撲のタニマチや祭礼への寄付のような文化を守るための寄付だと思うべきか、とか。そんなことを改めて考えさせるスピーチだった。



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