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Channel: AKB48 チームBのファンより
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『女の子ものがたり』(平嶋夏海 主演舞台) 感想(ピーナッツ)

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8月4日(日)16時開演の千秋楽を観た。これは、「西原理恵子 演劇祭2013」全体…本当の千秋楽だ。
【開演前にドキドキ…】
紫色のテカテカ&チカチカ衣装を着た10人ぐらいの女の子が、臨時に増設された最前列の前らへんで、たむろしてる。「キラキラガールズ」っていうらしい? なっちゃんは、その一員。
なにかの合図で、その10人が、客席通路に(均等?)散らばっていった。
"あ!そういうことね。そういう始まり方なのね"…僕は、すかさず、そうは 思ったんだけど、まだ、結構…時間あるな。あれ?
そんなことより、その時、僕の身には、大事件が起きていた。それは、つまり、通路側の席だった僕…の目の前(真横)にスタンバイした?3人の女の子たち。
実は、その中の1人が、なっちゃんだった。
いや、ここは、その位置…正確に話さねば。
要するに、僕のスグ横に、なっちゃんのおしりがあった。
僕は、とっさに「痴漢冤罪対策 その1(腕組み)」を発動したよ。絵に書いたような…"目のやり場に困るー!"だ。
ただ、ポリポリポリ…なっちゃんの意外な行動に面食らう僕がいた。それはね、君…右手で、ずっと、右のおしりをかいてる。ずっと、ずっと かいてる。
"癖…なのか? いや、イカンイカン! それだったら止めなさい!レディーが、そんなこっちゃ、将来、お嫁に行けなくなる!"…
そんな風に、すぐ思ったんだけど、
"いや、これは、ミニスカートのサイズが合ってないのかな? はたまた、そのレーヨン的な生地が気持ち悪いのかな?"とか…思ったりもした。
とにかく、とにかく、なんだ…"人の目の前で、おしりをポリポリするの…やめなさい!"…
その時は、それだけが、僕の切なる願いだった。
すると、やた!やった! なっちゃんを含む3人が動く…動いた!って、
おーい!階段を2,3段 降りただけかい! で、今度は、僕のすぐそばに、なっちゃんの顔面…そういう状態(目の高さが同じ)になってしまった。
僕は、自身の(腕組み)爪ロックが、上腕二頭筋にめり込んで、今にも血が出そうな状況に追い込まれていた。
なんか、恥ずかしすぎて、合わせたくない目線。それでも、4,5回は、どうしても まともに合ってしまう目と目。あ!なっちゃんに一言だけ言っておく…これ(腕組み)は、決して怒っているわけではない。仕方のないことだ。
あ!あ!向こう向いた。やったー! って、コラコラ、首を振るな!ロングの髪がファッサーって…ドキドキするやないか!
…て、しかしなんだな。なっちゃん、意外に枝毛多いな。あと、この髪質は、間違いなく、朝起きた時、爆発してるやつだ。とりあえず、今、手ぐしオイルでスタイリングやったろかい? 昔、これぐらいの長さ…よくやっとったから…あ!イカンイカン! 捕まる捕まる。でも、なっちゃん、最近、舞台の本番続きで、そういうの行けてないんやろなぁ〜?
なんか、なっちゃんが、基本、向こう向いてくれたお陰で、ちょっと余裕が出てきた。
あ!3人で喋ってる雑談の内容とか、わかる〜。僕は、趣味柄、結構 耳いい方だからね。
な〜る。やっぱりね〜。改めて、なっちゃんって人は、"最終的には、会話を仕切りたい人なんだなぁ〜"って…。
"集合ー!"
あ、男の人の声…号令だ。「キラキラガールズ」が、舞台に上がって、中央に集まって、さあ、ダンスナンバーが始まった。いよいよだ。
なっちゃんは、僕から見て、左の端…メッチャ狭いスペースで踊ってた。
でも、こういうのは、別に、なっちゃんに限ったことではなく、あのAKB劇場の狭い花道で踊った経験のある子なら、何てことないんだろうな? そんなことも思いつつ…。
ただ、なっちゃんのオープニングは、キレキレだったな。
【続・関西弁について】
以前、僕は、関西弁をマスターするポイントは、「イントネーション」よりも「アクセント」と言ったんだけど、この舞台を観ていて、もっと簡単な方法があることに気がついた。
それは、"(関西の)子供の設定…関西の子供になりきって、勢いでやってしまうこと"…。または、"実際に、関西の子供だらけの中に入って、一日中、共に遊ぶこと"…。それは、モノマネなのかも知れない…でも。
さて、今回の『女の子ものがたり』の仲良し3人組(平嶋夏海,冨手麻妙,住吉真理子)の子供時代の関西弁は、完璧だった。
"あ〜おるおる!"っていう…。
"えんがちょー, もーなにゆーてんのー, 私、ホントは嫌いなの!"
ウチの近くの公園にも確かにいるよ…ああいう娘たち…。
ただ、この3人組が、中学生になり、大人になり…と、その時の関西弁は、ありゃりゃー。また、変な関西弁になってしまう(戻ってしまう)。
でもね、これ、もう、原因は分かっている。それは、「関西敬語」の問題だ。
例えば、子供時代に、「何言うてんねん!」って言っていた関西の子は、必ず、この「関西敬語」の時代を経由してから、「何言ってるんですか?」「何おっしゃってるんですか?」…大人になる。
3人組は、それが出来ていなかった=関西独特の間合いを会得してなかった…だけのこと。まあ、これは…ね。
関西敬語…例えば、「何言うてはりますのん?」(京都風に逃がしたり)、「先輩、何言うてまんのん?」(「先輩」って付けたら、あとは何言うてもエエ…許される…みたいな関西独特のアバウト感,ノリ)etc。そして、自分だけの間合いを獲得していく…という。
ただ、この『女の子ものがたり』ってのは、この3人の子供時代の葛藤や想いを軸として、展開が進んでいくので、それが良かった。
結論からいうと、その子供時代の関西弁で作られていた間合い,人間関係が、物語の核として、しっかりあった。正直、中学校時代と大人時代の(関西弁の)喋りが気にならなかったよ。
ここ!ってトコをしっかり魅せとけば、なんとかなる場合もあるんだなぁ〜と思った。勉強になった。
【そのマイク、故障につき】
「なつみ」(なっちゃん)が、松田聖子の『SWEET MEMORYS』を歌うシーン。
狙いとしては、音程が微妙に外れてしまって、"聖子ちゃんの歌…好きになられへ〜ん!"っていう…ほっこり笑いのシーンだと思うんだ。
でも、この日のマイクの調子が本当…リアルに悪かった。
右手で、マイクの頭をポンポン…。"あれっ?"…頭を何度も横に振る仕草…。"いや!"と、故障したマイクのまま歌ってはみるが、"当初の狙い"が出せない。ポンポン→歌→振る→ポンポン→振る振る→照れ笑い→ポン→歌…"あ、歌が終わっちまった。
正直、失敗場面だった。
僕は、あの時、何度も心の中で、こう叫んでいたよ…"なっちゃん、そのマイクを今すぐ捨てろ!"と。
ま、経験かな? いや、センスなのかな? とにかく、それに気付いた4秒後には、アカペラを選択した方が、何とかなったはずなんだ…ああいう場面は。
なっちゃん、是非とも、藤山直美さんの舞台を観に行ってほしい。そういう反射神経とか、瞬発力、危機回避能力…本当にスゴいからね。もう、そういうエッセンスだらけの人だよ。ま、彼女に関しては、それだけじゃあないな。「主演舞台」というくくりで考えて…たぶん、今、この日本で1番スゴい女優さんだ。
なっちゃんには、「藤山直美」を生で、体感してほしいと思ってしまった。
【シブイ!その選曲】
ここぞ!ってとこ…バックで使ってた 、ハン・ソンミンの『愛すれば愛するほど』(韓国映画「ラブストーリー」メインテーマ)が、メッチャクチャ効いてた。
しかし、シブイの…出してくるねぇ〜。でも、たしか、あれも 現代と過去が交互に展開していくのが面白い映画だったもんね。ジへ(役名)の心情がね…。
ただ、これは、もう、『ぼくんち』の時から感じていたことなんだけど、後ろの音楽、ほんの短いアタック的なのも含めて、いい選曲してるぅ〜(いい音作りしてるぅ〜)って、思ったよなぁ〜。センスがいい。
なんか、そのキャラクターの心情を繊細に映し出す曲を選んでる…ていうかさ?ノスタルジック〜!っていうかさ? とりあえず、森岡さん(演出)と気が合いそうだよ。
これは…ちょっと、『愛すれば愛するほど』…久々に(ピアノ)弾いてから 寝よ…。

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