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2月28日 RIN-RIN-RIN 公演観戦

緒方ももさんのブログによると公演中に負ったケガは全治3か月との事で重傷です。

この劇はこれまでのアリスイン・プロジェクトの劇にしては痛い感じの演出に感じました。
開演すると直ぐに殺陣で始まりますが演技と演出がどうも板についていない様な気がしました。
メンバーがシューティングスターと言うと流星戦隊ブレーブスターと言うセーラームーンの様な衣装を着たメンバー5人と入れ替わりテーマソングに合わせて踊りで始まります。
この辺はいつものアリスイン・プロジェクトの流れですがメンバーからそこはかとなく恥ずかしさがにじみ出ていてそれが観客にも伝わっている様に思えました。
しかしアリスイン・プロジェクトのテーマーソング、今回は「流星戦隊ブレーブスター」とでも言うのでしょうか、勇ましい曲です。

舞台は開始30分程で今回の主人公とも言える怪獣が演劇の練習会場に現われるところでメンバーが逃げ惑います。
この怪獣を主人公のリンが持っている鈴でなだめます。
この直後に舞台監督かプロデューサーが突然に演技の中断を宣言、メンバーは全員袖に捌けて観客は待ちぼうけ。
15分程で演出家の武藤晃子さんが緒方もものケガと公演の中止を告げます。
確かにあの狭い舞台で走り回りその勢いで袖に走り込む、多分舞台裏は薄暗いでしょうから足を踏み外したかなんかだろうと想像しました。
結局開始30分で中止となったので公演の内容は分かりませんが題名の「RIN-RIN-RIN」は怪獣の名前がリンリン、主人公の名前がリンなのでそのタイトルになった様です。

演出家の武藤さんからは舞台中止の代わりに役者を舞台に出してトークショーを行うと説明します。
チケットは返金、トークショーと握手会を行うとの説明がありますが半分くらいの観客はこの時点で帰り始めます。
特定のアイドルを推すファンで無ければトークショーや握手会は魅力が無いと言う事でしょう。
この辺が舞台演劇のファンとアイドルファンの違いでしょうか。

5分くらいでメンバーが舞台の出て来て自己紹介を始めますが最初に自己紹介をした早乙女ゆみのさんがえらく高いテンションで場を盛り上げます。
中学3年生と言うので驚き。 才能あるかも知れません。
この日は通常だと9時過ぎになるので出られない握手会に参加出来てうれしそうでした。
続くメンバーも早乙女さんの勢いで暗い物にならず良かったと思います。
早乙女、偉い!

全員の自己紹介が終わると演出家の武藤さんから名場面を幾つか指定してその場でメンバーに演じてもらいます。
その場面に出ない他のメンバーは舞台の横でそれを見るのですが中にはそのシーンは見た事が無かったと言うメンバーもありそれはそれで楽しそうでした。
力が入り過ぎて役や演技を間違えるメンバーが何人かいてそれも面白かった。
特に面白かったのは突然に脈略も無く一人のメンバーが呼ばれてもいないのに舞台中央に出て来て横になるのですが武藤さんから「ここはあなたの出番じゃないから」と言われて慌てて起き上がりこそこそと戻るのは面白かった。
切れ切れのシーン別の演技になるので勘違いしたメンバーは全く違うフリを始めちゃうのでリアルに面白かった。
単なるトークショーでは無かった事を知れば帰ってしまった観客は悔しがるだろうと思える力の入った演技でした。

緒方ももさんのケガが大した事が無くて足を引きずりながらでも半べそで出て来るかと期待しましたが結局最後まで顔を見せる事はありませんでした。
舞台の中止と返金を招いた事に対する自責の念でつぶれたりしないと良いのですが。
緒方ももは「TOKYO TORiTSU これで委員会」のメンバーで結構人気のあるアイドルグループのメンバーです。
同じ「TOKYO TORiTSU これで委員会」の加藤里保菜が以前のアリスイン・プロジェクト「WECKER1983」で主人公を演じました。
非情に印象的な演技でしたので気になって「TOKYO TORiTSU これで委員会」の公演は3回ですが観戦に行きました。
どのメンバーも「TOKYO TORiTSU これで委員会」を足掛かりにその上のアイドルを目指しているのが良く分かる上昇志向の強いアイドルグループです。
それだけに全治3か月のケガをした緒方ももさんが心配です。
緒方ももさんに限らずメンバーには夢をかなえて欲しいのでくじけずに楽しい舞台を魅せてくれる事を楽しみにしています。


テッド

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