テレビの生中継は見なかったが、ネットの「実況」や翌日のスポーツ新聞の記事などを見た感想を記す。
1位、2位、3位は「速報」からの変動はなく、順当におさまった。私の予想も3位までは当たった。
総選挙分析ライターさんの説で、「大きな「争点」が無い年は「速報」どおりに決着する」というのは本当だった。昨年「悲願の1位」を達成した渡辺ファンには既に達成感があり、「今年こそ1位」を掲げたメンバーが柏木、高橋、松井珠、山本と複数いたため票が分散し、大きな「争点」になりえなかった。指原の「1位奪還」もそれほど大きな「争点」ではなかったと思うが、彼女のメディアへの露出による一般人気は圧倒的だということだろう。
「連覇したメンバーはいない」という歴史は継続した。移り気で、安定を嫌い、常に新しい刺激を求めるAKBファンの気質を表しているとも言える。その気質こそが、AKBグループの人気をここまで押し上げ、継続させている原動力だ。
気が早いが、今回圧勝した指原と言えども、来年の総選挙での連覇達成は容易ではないかもしれない。かと言って、前田⇒大島⇒前田⇒大島⇒指原⇒渡辺⇒指原という流れから、次回は渡辺という予定調和も考えづらい(渡辺ファンとしては望みはするが)。そもそも来年あたりは、宮脇や小嶋真子といった次世代への「政権委譲」を、移り気なファンは望むのではないか。
一方で、高橋みなみの4位、北原里英の11位には、AKBファンの律義さを感じた。グループの歴史やストーリーを共有し、貢献者には報いたいという気質も併せ持っているのだ。
次期総監督の横山も自己最高の10位。「AKBを100年続くグループにしたい」というコメントは結構思いきったコメントだ。宝塚歌劇団が現在101年目。それと同じような存在を目指すということで、そうなれる可能性は十分あると私も思っている。「AKBの次の章を作っていきたい」と言った9位の盟友島崎とともに、その可能性を拡げる役割を横山が担う。
それから、SKEファンは相変わらず選挙に燃えるのだと感じた。それに比べるとNMBファンは淡白な印象だ。
速報では圏外だった多田愛佳の41位は立派だ。HKT48への移籍後、43位⇒42位⇒41位とじわじわと順位を上げている。若いメンバーが次々に入って来る中、現状維持でも大変なことなのに、僅かでもランクアップというのは快挙と言える。余談だが、前夜祭を体調不良で欠席した渡辺に替わり、指原、柏木と3ショットの写真に納まっていたのはさすがの「プロ」意識だ。
ランクイン挨拶時の「AKB48から何もないのに移籍した」というウィットに富んだ自己紹介も見事。
1位を取った指原が、センター曲として『恋するフォーチュンクッキー』の続編を希望しているという記事を読んだ。
社会現象にまでなった『恋するフォーチュンクッキー』を超えるヒットがなかなか難しいことは、去年の『心のプラカード』で実証済みだ。そんな中、「続編」という形で話題性を求める発想は、プロデューサーとしての指原の嗅覚のなせる業だろう。秋元康が素直に従うかどうかはわからないが、全く新しいコンセプトの曲で、並のヒットに終わるよりはリスクが低い戦略だ。引っ込み思案だった女の子が、フォーチュンクッキーの占いを信じて一歩を踏み出したその後のストーリーは、楽曲としても興味深いものになりそうだし、ぜひ聴いてみたい。
1位、2位、3位は「速報」からの変動はなく、順当におさまった。私の予想も3位までは当たった。
総選挙分析ライターさんの説で、「大きな「争点」が無い年は「速報」どおりに決着する」というのは本当だった。昨年「悲願の1位」を達成した渡辺ファンには既に達成感があり、「今年こそ1位」を掲げたメンバーが柏木、高橋、松井珠、山本と複数いたため票が分散し、大きな「争点」になりえなかった。指原の「1位奪還」もそれほど大きな「争点」ではなかったと思うが、彼女のメディアへの露出による一般人気は圧倒的だということだろう。
「連覇したメンバーはいない」という歴史は継続した。移り気で、安定を嫌い、常に新しい刺激を求めるAKBファンの気質を表しているとも言える。その気質こそが、AKBグループの人気をここまで押し上げ、継続させている原動力だ。
気が早いが、今回圧勝した指原と言えども、来年の総選挙での連覇達成は容易ではないかもしれない。かと言って、前田⇒大島⇒前田⇒大島⇒指原⇒渡辺⇒指原という流れから、次回は渡辺という予定調和も考えづらい(渡辺ファンとしては望みはするが)。そもそも来年あたりは、宮脇や小嶋真子といった次世代への「政権委譲」を、移り気なファンは望むのではないか。
一方で、高橋みなみの4位、北原里英の11位には、AKBファンの律義さを感じた。グループの歴史やストーリーを共有し、貢献者には報いたいという気質も併せ持っているのだ。
次期総監督の横山も自己最高の10位。「AKBを100年続くグループにしたい」というコメントは結構思いきったコメントだ。宝塚歌劇団が現在101年目。それと同じような存在を目指すということで、そうなれる可能性は十分あると私も思っている。「AKBの次の章を作っていきたい」と言った9位の盟友島崎とともに、その可能性を拡げる役割を横山が担う。
それから、SKEファンは相変わらず選挙に燃えるのだと感じた。それに比べるとNMBファンは淡白な印象だ。
速報では圏外だった多田愛佳の41位は立派だ。HKT48への移籍後、43位⇒42位⇒41位とじわじわと順位を上げている。若いメンバーが次々に入って来る中、現状維持でも大変なことなのに、僅かでもランクアップというのは快挙と言える。余談だが、前夜祭を体調不良で欠席した渡辺に替わり、指原、柏木と3ショットの写真に納まっていたのはさすがの「プロ」意識だ。
ランクイン挨拶時の「AKB48から何もないのに移籍した」というウィットに富んだ自己紹介も見事。
1位を取った指原が、センター曲として『恋するフォーチュンクッキー』の続編を希望しているという記事を読んだ。
社会現象にまでなった『恋するフォーチュンクッキー』を超えるヒットがなかなか難しいことは、去年の『心のプラカード』で実証済みだ。そんな中、「続編」という形で話題性を求める発想は、プロデューサーとしての指原の嗅覚のなせる業だろう。秋元康が素直に従うかどうかはわからないが、全く新しいコンセプトの曲で、並のヒットに終わるよりはリスクが低い戦略だ。引っ込み思案だった女の子が、フォーチュンクッキーの占いを信じて一歩を踏み出したその後のストーリーは、楽曲としても興味深いものになりそうだし、ぜひ聴いてみたい。