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Channel: AKB48 チームBのファンより
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秦佐和子のバレエ論ふたたび。(ときめき研究家)

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ナッキーさんが、秦佐和子の『孤独なバレリーナ』を鑑賞する比較対象として、本物のバレエはどういうものか知る目的で、人生初のバレエ鑑賞をしたようだ。そんな動機で、しかもオペラ座でバレエ鑑賞する人は、世界に一人しかない。アイドリアンの鑑だ。

ナッキーさんが引用してくれているように、私も秦さんに「上手い」バレエを求めてはいないが、身体の動きだけで表現するストイックな「バレエっぽさ」のようなものを感じさせてほしかった。
下手は下手なりに「バレエ」を感じさせてほしいということだ。

ただし、ナッキーさんが例示している風吹ジュンや川田あつ子の歌は、私は許容範囲だと思っている。むしろ、歌詞が聞き取れないとか、歌詞を頻繁に間違えるとか、あるいは賞を受賞して泣いてしまって歌えないことの方が、歌として成立していないと言える。
別の例で言えば、一流選手のような3回転ジャンプができなくても、1回転ジャンプをきっちり決めてくれればフィギュアスケートとしてはOKだ。
草野球のピッチャーなら、ストライクが全く入らないのはNGだが、球速はどんなに遅くてもOKだ。

バレエらしさとか、その巧拙とかに頭が行ってしまい、秦さんの魅力を純粋に鑑賞できなかった私は、アイドリアンとして未熟だと言える。
アイドル映画でも同じで、私は、アイドルが輝いていることはもちろん第一義だが、映画としての面白さも求めてしまう。

結局、秦佐和子の『孤独なバレリーナ』は1回しか見ることができなかった。
その1回は体調も悪かったようなので、その1回で正しい評価ができたのかどうか、本当に「バレエっぽさ」が不足していたのか、今となっては記憶も曖昧で自信がない。


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