松井珠理奈がSKE48からの卒業を発表した。
SKE48の絶対的なエースだったことは間違いない。アンチも多かったようだが、それだけ個性が際立っていたということだろう。
私は松井の性格や言動には関心がないので、主に楽曲を通して彼女の業績を振り返ってみたい。
『大声ダイアモンド』。(2008年)
11歳にして、AKB48のシングル曲で、前田敦子とのダブルセンターに抜擢された曲。好きなら好きと大声で叫べという、初期AKBグループのテーゼをストレートに歌った名曲だ。
ミュージックビデオは、女子高の文化祭でAKB48をやるという内容だった。前田敦子がなかなか舞台に上がらないハラハラ感が強く印象に残っている。松井は案外目立っていなかった。久しぶりに見てみたら、後年のミュージックビデオと比べてもシンプルな作りで、だからこそ各メンバーが輝いていた。
『Glory days』。(2009年)
『手をつなぎながら』公演での松井珠理奈、桑原みずき、中西優香のユニット曲。青春の焦りと苛立ちを鮮やかに描いている名曲だ。松井の歌い出しから楽曲の世界に引き込まれるが、他の2人の声とのコンビネーションも絶妙だった。松井は、ベストアルバムの1人1曲ミュージックビデオでも、この曲を選んでいた。
『鈴懸なんちゃら』。(2013年)
松井珠理奈がじゃんけん大会で優勝してセンターを張った曲。長すぎるタイトルが話題になったが、内容はなかなか爽やかな佳曲だった。幼馴染に恋心を抱くが、告白するにはまだ早いという、なんとももどかしい内容だ。「恋愛モラトリアム」とでも言うべきか。
『不器用太陽』。(2014年)
『寡黙な月』で自信満々だと歌われていた太陽も、実は不器用だったという曲。
紅白歌合戦での演出はひどかった。松井以外のメンバーは全員床に寝転がらされ、かつ歌詞はバラバラに切り刻まれ、せっかく良い曲なのにそれが全く伝わらなかった。
『赤いピンヒールとプロフェッサー』。(2015年)
リクエストアワーで1位を獲得したソロ曲。組織票だとか何だとかで批判もあったが、いい楽曲だと思う。『Dear my teacher』の大学生版で、荻野目洋子『ダンシングヒーロー』を彷彿とさせる。
『花占い』。(2017年)
自作詞によるソロ曲。彼女の日頃のイメージとは違うミディアムテンポの曲。不器用な感じが案外似合っていた。
『センチメンタルトレイン』。(2018年)
念願の選抜総選挙1位を獲得したものの、直後に体調を崩し、センターとして参加できなかった悲運の楽曲。松井をイメージして作られた佳曲だったのに。
「センチメンタルトレイン」とは、メンバーが乗り降りして移り変わっても、走り続けるAKBグループのことだと解釈した。松井もついにこの列車を降りる時が来たのだ。
好きなメンバーというわけではなかったが、いくつもの思い出を作ってくれた松井珠理奈に感謝。
SKE48の絶対的なエースだったことは間違いない。アンチも多かったようだが、それだけ個性が際立っていたということだろう。
私は松井の性格や言動には関心がないので、主に楽曲を通して彼女の業績を振り返ってみたい。
『大声ダイアモンド』。(2008年)
11歳にして、AKB48のシングル曲で、前田敦子とのダブルセンターに抜擢された曲。好きなら好きと大声で叫べという、初期AKBグループのテーゼをストレートに歌った名曲だ。
ミュージックビデオは、女子高の文化祭でAKB48をやるという内容だった。前田敦子がなかなか舞台に上がらないハラハラ感が強く印象に残っている。松井は案外目立っていなかった。久しぶりに見てみたら、後年のミュージックビデオと比べてもシンプルな作りで、だからこそ各メンバーが輝いていた。
『Glory days』。(2009年)
『手をつなぎながら』公演での松井珠理奈、桑原みずき、中西優香のユニット曲。青春の焦りと苛立ちを鮮やかに描いている名曲だ。松井の歌い出しから楽曲の世界に引き込まれるが、他の2人の声とのコンビネーションも絶妙だった。松井は、ベストアルバムの1人1曲ミュージックビデオでも、この曲を選んでいた。
『鈴懸なんちゃら』。(2013年)
松井珠理奈がじゃんけん大会で優勝してセンターを張った曲。長すぎるタイトルが話題になったが、内容はなかなか爽やかな佳曲だった。幼馴染に恋心を抱くが、告白するにはまだ早いという、なんとももどかしい内容だ。「恋愛モラトリアム」とでも言うべきか。
『不器用太陽』。(2014年)
『寡黙な月』で自信満々だと歌われていた太陽も、実は不器用だったという曲。
紅白歌合戦での演出はひどかった。松井以外のメンバーは全員床に寝転がらされ、かつ歌詞はバラバラに切り刻まれ、せっかく良い曲なのにそれが全く伝わらなかった。
『赤いピンヒールとプロフェッサー』。(2015年)
リクエストアワーで1位を獲得したソロ曲。組織票だとか何だとかで批判もあったが、いい楽曲だと思う。『Dear my teacher』の大学生版で、荻野目洋子『ダンシングヒーロー』を彷彿とさせる。
『花占い』。(2017年)
自作詞によるソロ曲。彼女の日頃のイメージとは違うミディアムテンポの曲。不器用な感じが案外似合っていた。
『センチメンタルトレイン』。(2018年)
念願の選抜総選挙1位を獲得したものの、直後に体調を崩し、センターとして参加できなかった悲運の楽曲。松井をイメージして作られた佳曲だったのに。
「センチメンタルトレイン」とは、メンバーが乗り降りして移り変わっても、走り続けるAKBグループのことだと解釈した。松井もついにこの列車を降りる時が来たのだ。
好きなメンバーというわけではなかったが、いくつもの思い出を作ってくれた松井珠理奈に感謝。